「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。神は唯一です。神と人との間の仲介者も唯一であり、それは人としてのキリスト・イエスです。キリストは、すべての人の贖いの代価として、ご自分を与えてくださいました。これは、定められた時になされた証しです。」(Ⅰテモテ2章4〜6節)
2025年、新しい年が主にあって明けました。おめでとうございます。昨今、新しい年のご挨拶をすることが早まっているように思います。なぜこんなにも気忙しくあわただしく日々が過ぎるのかと思うほどです。しかし、どのような中にあっても私たちの主は変わらず永遠の愛をもって、みことばによって導いてくださいます。この主が望まれていることが私たちの希望です。
「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます」とテモテへの手紙第一2章4節は語ります。神さまはすべての人が救われることを望みとされているのです。また、神さまは唯一で、神さまと人との間の仲介者、人としてのキリスト・イエスも唯一で、キリストはすべての人の贖いの代価として、十字架にかかられご自分を与えてくださいました。このお方を知ることこそ、信じることこそ私たちが真理を知ることです。
このみことばを聴く時、それは当たり前のことと通りすぎることはできません。むしろ、新しい年いつもこのみことばに聴き続けたいと思うのです。それは神さまの望みを自分の望みとし、日々、主イエスさまのことを考えて歩むことに通じます。
同盟基督教団は教団創立の経緯から「フランソン精神」を共有している教団です。その精神は、⑴犠牲を惜しまない宣教の姿勢⑵ 未伝地に向かった救霊の情熱⑶世界的な広い視野に立った宣教⑷主イエス・キリストの再臨を待ち望む、緊迫感のある宣教です。この中に「未伝地に向かった救霊の情熱」があります。それは未だ救われていない人たちを思い、熱心に祈り献げて宣教してきた教団の歴史を証しする言葉でもあります。主が救おうと望んでおられる「すべての人」を覚えて、私たちは主の福音を伝えてきたのです。
2025年1月第4主日は「国内宣教デー」が設けられ、各教会において祈りと国内宣教献金がささげられます。その働きはまさに、すべての人に福音を伝える働きです。日本に福音を満たすために未伝地に向かう救霊の情熱をもっている教団であるゆえの働きです。また、2025年は新しく教団レベル開拓伝道として「島根県」での開拓伝道が始まります。これは新しい宣教の拠点を生み出し、福音の種を蒔き続ける歩みです。働き人のために祈りましょう。未だ福音が届いていない人たちのために仕えましょう。そして共に主の救いのみわざを見、共に喜び、主を賛美しましょう。今年も主の祝福が豊かにありますように。