・現地に行かなければ分からない痛み
4月 21 日から 23 日の3日間、 能登ヘルプのスタッフと協力 し、穴水町、志賀町、輪島市の 仮設住宅集会所で、5回の復興 支援コンサートを行いました。 2024年元旦から2年4か月 が経とうとする今もなお、まっ たく復興が進んでいない地域が あります。移動の車窓からは 延々と立ち並ぶ仮設住宅の列を 目の当たりにし、多くの方々が 悲しみと傷を抱えながら不自由 な生活を余儀なくされている現 実に胸が痛みました。所々に崩 れたままの家屋が残り、瓦礫も 手つかずの状態です。静まり 返った街並みには復興の兆しが 見えず、若者たちは街を
・積み重ねられてきた祈り
それでも、能登ヘルプの方々 が震災直後から被災された方々 に寄り添い、積み重ねられてき た祈りと支援物資によって、会 場に集まった方々には笑顔があ りました。今回のコンサートで は、朝ドラ主題歌や賛美歌など、 広く親しまれている曲をお届け しました。定期的に開催されて いるカフェには、この時間を心 待ちにしていた方々が開演前か ら集まり、愛知から訪れた私た ちを温かく迎え入れてください ました。
・私たちにできること
コンサートを終え、和やかな お茶の時間の後、皆さんは「あ りがとう」と手を振りながら、 等間隔に並ぶ仮設住宅の列へと 戻っていかれました。その淡々 と日常に戻っていく後ろ姿に、 私たちが目にした笑顔の裏にあ る、計り知れない寂しさと忍耐 を感じずにはいられませんでし た。主がこの地の人々をあわれ み、その心を癒やしてくだいま すように祈り続けつつ、次回訪 問を計画します。
壊れた家財の運び出し、泥の かき出し、農地の復旧、そして 被災された方々の心のケア。山 積する課題に対して、現場では 今も人手不足が深刻です。一度 きりの訪問で、何か変わるわけ ではないかもしれません。しか し、その1回が人手不足に悩む現場の力となり、誰かの支えとなります。まず、私たちが「行く」こと、そこから新しい何かが始まっていくのだと思います。